ネット証券会社のデメリット

 

インターネットの復旧に伴い、私達の生活を取り巻く環境はここ十数年で大きく変化していますが、そうしたものの中の一つに株式投資の形態があげられるでしょう。

以前の株取引は、実際に証券会社に訪れ、窓口や取りまとめを行う営業担当者に株式の売買注文を依頼して行う形でした。
これにより、顧客である投資家に対してその担当が様々なアドバイスをしたり、市場の状況の情報を流したり、また、より良い資産運用方法の提案を行ったりする、対面取引を利用した包括的な資産の管理や運用なども行い場所でした。

しかし、1990年台の後半からこうした事情は大きく変わり、1999年の株式投資の委託手数料が自由化される制度が布かれ、これによりパソコンを使ったオンライン取引が盛んに行われるようになりました。

その後、インターネットの普及が、パソコンの小型化やノート化、さらにはタブレット端末やスマートフォンなどの登場により、インターネットを使った株取引は盛んになり、こうした流れに乗るようにして店舗を持たず、基本的にインターネットのみで株式を取り扱うネット証券会社が台頭を見せ始めました。

このようにして、現在では株式投資を行う個人投資家の9割ほどがネット証券株式会社を利用してネット株取引を行っているのですが、こうしたネット証券株式会社を利用するにあたっては、わたしたち投資家は、そのデメリットについてもしっかりと認識をしておく必要があります。

ネット証券会社を利用する際のデメリットの大きなものの一つは、それまでの対面取引の株式投資とは違い、全ての注文に対して自らの責任を負う必要があるという点になります。
対面取引であれば、その注文の窓口として証券会社の営業マンなどが私達の注文を取りまとめて、責任を持ってその注文を行ってくれましたが、ネット証券会社の場合は、基本的にはパソコンやモバイル端末などから、わたしたちが直接注文を行います。

特にスマートフォンなどの小さな画面においては、押し間違いなどが起こる可能性がありえ、また、重要な取引きの最中に、なんらかの通信障害やパソコン、モバイル機器などが壊れてしまうということも充分に起こります。
そうした誤発注などが起きてしまった場合にもその責任はわたしたちにあり、それに寄って発生した損失については、当然のことながらなんの対処もネット証券会社は取らないのです。

また、対面取引では担当の営業マンが、株式の市場の動向や銘柄についての情報などをもたらしてくれ、また分からないことや気になることに関しては、質問をしたり相談に乗ってもらうという事ができましたが、ネット証券会社はこうした担当がつかないために、自分自身で相場や銘柄の状況などを調べ、株取引の知識などについても自分自身で勉強をしていかなくてはならないのです。